記録から読むメンタル(1)〜失点率〜

前から気になってたので失点率の話をしよう。
7月末現在、チーム防御率は3.67。それに対し失点率は7.67と倍以上


この数字から読み取れるのは、エラーが失点に絡みやすい。なんていう、ありきたりなことではない。
第一、エラーより四球の方が失点絡みやすいっての


話を戻そう。
草野球において防御率ってのが大して重要なデータではないことは、
いろんなチームのHPや監督さんたちのコラムでも明らかだから、
オレ(投手の立場からですが)はその後の話をしようかなと。
つまりは、エラーの後にモチベーションが下がっているのではないか、ということ。
「ちょっとみんなメンタル面が弱いんじゃないの?」ってことです。


投手に迷惑をかけたことは、エラーした野手が一番申し訳なく思ってるワケで、
そこを責めるのは違う、ってのは共通見解だ、というつもりで話を進めます。


考え方次第で、エラーが燃える要素にもなるワケですよ。
んで、どうしてあげたらみんなのモチベーションが上がるのか。
やっぱエラーで出塁・進塁した走者に本塁を踏ませないようにすることが一番。


つまり、野手のエラーは投手がカバーしてあげるべきだと。
「絶対本塁踏ませない」って気合が入れば、それがもう投手のモチベーション上がることになる。


そもそも投手と野手の仕事ってなんだろう。
野手は守るのが仕事。だけど投手の仕事は投げることではない


打者はなんのために打席に立つかを考えてみよう。
「打」つ「者」なんだから打つため、もっと言えば、「バットに球を当てるため」に打席に立つ。
てことは、投手の仕事は「投げる」のではなく、「バットに球を当てさせない」ことなワケですよ。


てことは、だ。
投手が自分の仕事をこなし切れなかったのを野手に助けてもらってアウトを取るワケだから、
野手が仕事を失敗したら、投手が助けてあげるのは当然。そこはギブ&テイクでしょ。


んで、野手のエラーを投手がカバーしてあげると、
その野手としては「今度はオレが助けてあげなきゃ」ってカンジでモチベーション上がるワケですよ。
次のプレーが際どくなりそうでも思い切って行くことが出来るワケだ。
逆に投手がリズム崩したり、ヤル気なくして打たれたり、ヤケ起こして四球出したりってのがあると、
野手としても責任感じすぎて縮こまったプレーが多くなってしまって悪循環


チームの仕事はもちろん勝つこと
そのためには失点を減らすことが最優先であると考えるのは、当然な流れなワケで。


失点率とメンタル面、一度真剣に考えてみてちょ。