団体競技としての野球 〜1〜

 昨日までとは違って、今日は野球という競技の性格について書いてみることにする。
 野球とは言うまでもなく団体競技である。草野球でもプロ野球でも、レベルの差に関係なく1チーム9人が集まらないとゲームが出来ないのだ。テニスやゴルフ等とは明らかに性格が違うのである。しかし、違いはゲームそのものだけではなくゲームの前後にも現れる。テニスやゴルフは試合こそ開始時間が決まっているものの、基本的には試合開始までに試合が出来る状態でいることが出来ればそれまで何をしていても問題ないし、試合後帰る時間も自由である。では、野球でそのような融通が各自に利くものであろうか?答えは「否」である。団体競技ではまず全員が決められた時間に決められた場所で集合し、試合前の打ち合わせ・練習を全員で行わなければならない。もし仮に一人でもそれを拒む選手がいれば、チームは本来あるべきチームの姿ではなくなってしまう。そして、試合後もその試合の反省や研究を全員で行うことが必要になってくる。
 ただ、これまでに述べたような事を毎試合全員が完璧に行うというのは現実的ではないだろう。CHAOSには上は社会人から下は大学生を通り越して高校生までが所属するのだから、個々の予定がぴたり合致する可能性は他のチームよりかなり低い。チーム名もそれを如実に物語っている。CHAOSでは上述の中で行えることを確実に行うことが必要であると私は考える。試合への参加や試合後のミーティング等は(参加出来るなら出来るだけするべきだが)個々の予定によって融通を利かせることが必要となるであろうが、試合参加の意思表示連絡や試合前の集合時間・その打ち合わせの実行等は全員が遵守すべきことであると思う。
 
 また、今年度から私がマッチメイクやサイト管理に少し咬むようになって感じたのは、マッチメイクやサイト管理の大変さである。勿論、だからといって全員ですべきことではないし、それらをしてくれている麻生さんや林などもそれに関して恩を着せるつもりは全く無いであろう。ただ、チームの経営や管理に直接関わらないメンバーの、それをしている人への気遣いはもっとあっていいのではだろうか。試合や練習の日程を決める際にその期限直前まで何の連絡もしなかったりサイトに載せる記事の寄稿をしないのに試合だけは来る、というのはいかがなものかと思う。もし忙しくて予定がわからない場合はそう連絡してもらえるとマッチメイクする側も助かるのである。
 練習をすることもチームを強くする手段ではあるが、そのようにチームがチームとしてよりよく機能するよう個々が尽力することも同じくらいチームを強くするのではないだろうか。

 (今日、練習をしてきます。みなさま忙しいとは思いますが、練習にかかる経費も試合同様に部費から出されるので、時間があれば是非練習に参加しましょう!)