捕手(3)〜相対(あいたい)〜

 最近健康に気を使って梅酒を飲むようにしている。勿論ソーダ割りなんて恰好悪いことはしない、男ならロックだ。ただ、ご存知のとおり梅酒はそのまま飲むと非常に甘い。あの甘ったるさがまた良いとも言えるのだが、やはり美味いのは程よく氷がとけて頭を出し始めた頃合、脚に例えるならば、「膝小僧がくっきり見え始めた辺り」であろう。



 さて、脚というものは膝小僧を中心に上腿と下腿に分けることができる。話を聞く限り、「太もも」と呼ばれる部分のある上腿の方が好まれる傾向にあるようだ。と、少し話が逸れるが、先日少し触れた「絶対領域」についての認識が誤っているとの指摘をあるメンバーから受けた。早速Wikipediaで調べてみたところ、


絶対領域(ぜったいりょういき)とは、女性がミニスカートとオーバーニーソックスを着用した時に太ももの素肌が露出した部分を指す言葉。」


とのこと。一般的なストライクゾーンは筆者が思うそれよりも大分高い位置に存在したようである。正直どこが「絶対」なのかよく理解できないのだが、まぁこれもまた上腿の高い好感度を裏付けるデータにはなり得るだろう。ちなみに「脚」についても調べてみたが、参考画像のタイトル以外は納得のいくものとなっている。興味のある方はこちらも是非参照して頂きたい。



 ここで、未練を残しつつも視線を半メートルほど上にずらしてみよう。そこには膝から胸へと広がるストライクゾーンの軸を示すベルトが巻きつけられている。野球が好きな人なら「上から叩くようなバッティング」という言葉を耳にしたことがあるだろう。打者がボールを打たんとする時、まさにバットは肩口から振り下ろされる。上半身・下半身の回転やバットの長さ・芯の位置から推測するに、このベルト周辺に来たボールを打つとき、打者の力が最も良くボールに伝わるであろうと思われる。捕手から見たらそこは「最も危険な地域である」ということになろうか。当然ながら、その危険地域は(例えば筆者が膝下を好むように)人によって異なる。だが打者の体型やバットの持ち方などからある程度探知することは可能だろう。



上は甘く、下は薄い。氷をとかすもつぎ足すも、全ては捕手の腕次第。そう、野球に「絶対」はない。



・・・なんだか話が行ったり来たりでしたが、散々考えた挙句「高めも割と好きだ」という結論に至りました。健康に配慮してアルコールを摂取したのが悪い方向に出てしまったようです。何事も勢いだけではいけません。本当にあr